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●鏡花愛好家歴

別冊現代詩手帖第1号『泉鏡花 妖美と幻想の魔術師』(1972年、思潮社)の編集。
新派劇の作者として知られることの多かった鏡花の、幻想的な作品に焦点をあてて、鏡花再評価のきっかけともなった雑誌特集。金沢市や、逗子在住の泉名月さん(鏡花の姪・養女、著作権継承者)への取材、資料調査なども

泉名月『鬼ゆり』(1975年、学藝書林)の編集。
すず夫人を回想しつつ鏡花に迫るエッセイなど。

泉鏡花選集(1976年、学藝書林)の企画。
澁澤龍彦、種村季弘、三田英彬、脇明子、4氏を編者とする選集を企画、泉名月さん宅で、編集会議を重ねていたとき、某出版社から泉名月さんに圧力がかかり、中止のやむなきにいたる。
『鏡花幻想譚』全5巻(1995年、河出書房新社)の編集。
失われた選集企画を甦らせた作品集。各作品に、名文抜粋と、ストーリーマップ、あらすじ、語注などのほか、泉名月さんの書き下ろしの回想録を付した。
『泉鏡花展』(1995年、西武百貨店)の企画・監修。
泉名月さんの協力を得て、遺品展示など。
ユリイカ『泉鏡花』特集号に泉鏡花年譜を構成・執筆。
金沢市立『泉鏡花記念館』(2001年オープン)の展示演出。
展示の演出のほか、館内ビデオで放映するための、川村二郎さん、種村季弘さん、坂東玉三郎さんへのインタビューを実施。また、開館記念特別展として、玉三郎さんの『天守物語』を企画・演出。
泉名月さん亡き後の居住地に記念碑を建立する企画(2009年)に関わる。
泉名月さんの三回忌を機に「鏡花名月会(きょうかなつきかい)」を設立。
その第1回会合を開催(2010年)。吉増剛造さん、朝吹真理子さん、東雅夫さんなどが集まり、語り合う。
『KOTOBA』2012年冬号(集英社)に、「泉鏡花が描いた美しい人」を企画、プロデュース。
(撮影=沢渡朔、主演=月船さらら)『春昼』のエロティシズムを追求した写真ページ。
『江戸東京、味の散歩道』(2011年、山川出版社)に「泉鏡花『日本橋』の舞台を歩く」執筆。
『日本橋』に描かれた町を探訪。
鏡花名月会特別公演 快読「泉鏡花」を企画、プロデュース(2012年、新宿・雑遊にて)
劇団唐組による泉鏡花作「山吹」のリーディングライブ。
解説=嵐山光三郎 出演=唐組/久保井研、稲荷卓央、藤井由紀、気田睦、ゲスト/石井千鶴。
鏡花作品特別公演「神楽坂で泉鏡花を読む ~ 湯島の境内 ~」を構成、演出(2014年、神楽坂・龍公亭にて)
プロデュース=嵐山光三郎 出演=唐組/久保井研、稲荷卓央、藤井由紀、ゲスト/石井千鶴。
鏡花作品特別公演「鏡花を追ってプロジェクト 泉鏡花を唐組が読む ~高野聖 ~」を構成、演出。
(2016年、神楽坂・うを徳にて)
プロデュース=嵐山光三郎 出演=唐組/久保井研、稲荷卓央、藤井由紀、福本雄樹
語りと鼓=石井千鶴 チェロ=四家卯大 義太夫三味線=田中悠美子
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