top of page

●桑原茂夫 個人誌「月あかり」情報

第6号発行:

◆【まえがき】から

 この号では、麿赤兒と大駱駝艦の公演と、平安時代末期に書かれた『今昔物語』を重ね合わせてみたが、これは自分の感覚に率直に従ったまでのことだから、無謀といわれようと、ダメといわれようと、へっちゃらでありたい。『今昔物語』というと、芥川龍之介がこれを題材にして幾多の小説を書いているが、野口武彦さんは『今昔物語』の登場人物たちは「決して芥川が書くほど繊細にはものを考えない。もっと露骨に欲望づくで振舞う」と明快に論じている(『「今昔物語」いまむかし』)。同感なのだが、さらに言うと、だから、おもしろいのである。まるで時代の裂け目を目の前にしているようなのだ。この「月あかり」もそんなものであれば! と。

                                                                                

◆【CONTETS】

●巻頭特集 大駱駝艦『擬人』『超人』公演と麿赤兒

――闇が真の闇であった時代を彷彿とさせるスーパーパノラマ

●連載②ぼくが出会った端倪すべからざるひとたち

――瀧口修造さんの巻

●連載⑤オトーサン

――呆然オトーサンと颯爽オトーサン

●GALLERY

――長谷川元吉さんの不思議な絵筆

――山口三輪さんのニット造型

頒価は各号500円ですが、5号分(5冊分)ですと2000円に割引します。

送料および郵便振替での手数料はこちらで負担します。

下記フォーマットに、ご希望の号数を明記し、
氏名、メールアドレス、住所をご記入のうえお申込みください。

ありがとうございます!メッセージを送信しました。

bottom of page